家賃を払いに農協(池袋から8分なのに家賃振込は強制農協です!さすが北関東練馬!!)へ向かうも、農協様はATMさえさっさと閉まっていて、払えず。
帰路にて、何やら人だかりが。

そうです。お祭りです。氷川神社の祭礼だったんですね、今日は。

お祭り。子供の時は楽しみでしたが、十代後半から二十代は、近くであってもあえて行こうとも思いませんでした。それが三十路になってみると、ちょっと行ってみようという気になるから不思議です。もう気取る必要がなくなった、ということでしょうか?

子供にとってのお祭りというのはイコール出店なわけですが、私のような庶民にとっては、三十になっても大して変わりません。テキヤのお兄さんはよく見ると恐いとか、お賽銭投げて二拝二拍一拝とか、神社の人&地元住民のボランティアの人たちと、恐いテキヤさん達の微妙な関係を見て物思いに耽ってみるとか、子供の頃には考えなかった楽しみ方もありますが、その辺のことは置いといて、純粋に祭りという非現実空間を楽しむ知恵がついているのも、また大人です。

嗚呼懐かしい。出店で売っているものは、ほとんどあの頃と変わりません。みずあめにたこ焼き、くじに型抜き…
変わっていたのはお値段です(純粋じゃない!)。私が子供の頃、くじや金魚すくいなどのゲームはほとんどが100円で、たこ焼きやお好み焼きといった食べ物系が300円、とお決まりの値段でした。
それが今や100円の品を探す方が大変で。水あめやチョコバナナすら200円です。お好み焼きやたこ焼きは400〜500円になっていました。型抜きだけ、100円のままでした。
そして、金魚すくいはなんと300円になっており、一匹もすくえなくても上げます、と注意書きが。う〜ん、勝負欲が萎えまくり!さくっとすくって近くの子供にあげて帰ろうと思ったのですが(私は家で動物を飼う習慣がありません)、これでは挑戦する気も起きませんでした。

結局、たこ焼きを買って帰りました。6個入り400円。かつては8個300円だったと考えると、だいぶインフレです。

あんまり美味しそうに撮れていませんが、結構美味しかったですよ。
私が子供の頃、関東でたこ焼きを食べる機会というのはまさにお祭りの時だけでした。時は流れ、今や居酒屋のメニューや冷凍食品にまで普通にたこ焼きがあります。ので、その気になればいつでもたこ焼きなんて食べられるわけですが、やっぱり私にとって、たこ焼きはお祭りの象徴なんです。